このページでは、在宅医療の現場で起きている課題と、Pubcareがどのように情報共有・連携の支援を行っているかを、看護師との会話形式で分かりやすくご紹介します。
在宅医療DXとは?
少子高齢化が進む今、在宅医療はますます重要な医療インフラとなっています。
しかし、在宅医療では医師・看護師・薬剤師・ケアマネジャーなど、多職種が「別々の場所」にいて、患者さんの情報をリアルタイムに共有するのが難しいという課題があります。
このページでは、
- なぜ在宅医療にICTが必要なのか
- 現場の情報共有のリアル
- Pubcareが実現する「本当の在宅医療DX」とは何か
を、現場の視点でわかりやすく解説します。
なぜ今、在宅医療にICTが必要なのか?
在宅医療では、病院のように同じ建物の中に医師・看護師・薬剤師がそろっているわけではありません。
患者さんは自宅に、医師や看護師もそれぞれ異なる場所にいる――そんな“分断された現場”で、限られた時間と資源のなか、連携を取る必要があります。
実際の現場では、
- 指示や報告がFAXや電話、紙の記録に依存している
- 情報の共有ミスやタイムラグが、介入の遅れにつながる
- 医師・看護師・ケアマネ間で同じ情報が見えていない
といった課題が日々発生しています。
これらの課題を解決し、「どこにいても、誰とでも、同じ情報でつながる」環境を作ることが、在宅医療におけるICT活用の本質です。
現場のリアルな課題と情報共有の現状
『なぜ在宅医療にICTが必要なの?』

病院なら、医師も薬剤師もみんな同じ建物にいるから、電子カルテで指示もすぐ通るし、顔を合わせて相談もできる。でも在宅だと、患者さんは自宅、私たち訪問スタッフもバラバラの場所。連絡の行き来に時間がかかるし、タイムラグが生まれやすくて……。正直、大変だなと感じることが多いです。



そうですよね。在宅医療では、“施設をまたいだ連携”が前提なので、情報共有の仕組みがないと成り立たないんです。だからこそ、ICTが欠かせないんです!



なるほど…。物理的に離れていても、タイムリーに連携できる仕組みが必要ってことですね。
『今の在宅現場の情報共有における現状は?』



最近は、チャットアプリを活用して、医療機関・訪問看護・ケアマネさんが情報をやりとりしているケースも増えていますよね。



そうそう、チャットは手軽だし、レスポンスも早いから助かってます。ただ、情報が流れていっちゃうのがちょっと不安なときもあるんですけどね…。でも、みんなスマホで慣れてるから、入り口としてはハードルが低くて良いですよね。



2024年の診療報酬改定でも、チャットによる連携などICT活用が評価されるようになったので、ますます現場での利用が広がっていますよね。
『チャットを使えばDXなの?』



チャットで連携できてるなら、もうDXって言っていいのかな?



実はそれだけでは“DX”とは言えません。本当の在宅医療DXとは、ICTツールが“自然に業務の中に組み込まれて、医療・看護・介護が迅速に介入できる状態を指すと考えています。



自然に…って?



たとえば、急変時の情報がすぐ医師に届き、Pubcare Proで指示を確認。ACPや治療方針もすぐ見られる。チャットで細かな申し送りも共有されて、関係職種がすぐ動ける。その“流れ”が整っている状態こそ、私たちの目指す在宅医療DXの姿です。
『Pubcareってどうやってそれを実現してるの?』



なるほど。でも、そのスムーズな流れを実現するために、Pubcareにはどんな工夫があるの?



Pubcareは、医療・看護・介護の“文書情報”をベースに設計されています。



文書情報?もう少し詳しく知りたいです。



主治医意見書や訪問看護指示書など、普段から扱う医療文書をそのままデータベース化しています。だから、そこからチャットや記録共有への流れがすごく自然なんです。



なるほど、書類業務の延長として使えるなら、現場の負担も少なそうですね。



おっしゃる通り!情報に裏付けがあるから、正確性も高く、連携のスピードも上がります。それが、私たちの考える“現場に根ざした在宅医療DX”なんです。
「PubcareはPHRが起点」



Pubcareって、患者さん向けのアプリもあるって聞きました!



そうなんです!Pubcareは、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)を起点にしているんです。Pubcareでは、患者さんと医療者の共有情報・非共有情報を同じIDで一元管理しています。そして、基盤となるのは医療文書。だから、他のPHRツールと比べて情報の正確性が圧倒的に高いんです。



現場での記録をもとにしてるなら、使う側も安心感がありますね。



ありがとうございます。Pubcareは“正確な医療情報”を患者中心に集め、つなぐインフラとして、これからの地域医療を支えていきたいと考えています。
Pubcareが目指す「本当の在宅医療DX」とは
「チャットを使っているからDXできている」と思われがちですが、それだけでは本当のDXとは言えません。
Pubcareが考える在宅医療DXの本質は、
医療介護文書を起点とした、情報連携の“自然な流れ”をつくること
訪問看護指示書、主治医意見書、診療情報提供書など、医療の現場で使われている文書情報をそのままデータベース化し、そこからチャットや指示確認、記録共有が“自然に”行える。
Pubcareは、そんな日常業務に溶け込んだ仕組みを提供しています。
「情報が自然に流れる」=「連携が止まらない」
これが、私たちの目指す在宅医療DXの形です。
Pubcareが実現するDXの仕組み
Pubcareは、単なるチャットツールや記録アプリではありません。
医療文書をベースに、医療・看護・介護の情報を「つなげて、共有する」ことを目的とした統合システムです。
Pubcareの特徴
「記録」から「連携」へ。在宅医療にフィットした情報基盤を提供します。
- PHRとEHRの一元管理
- 医療文書をベースとした設計
- ACP・方針の可視化と共有
- 柔軟な情報共有スタイル
- 現場の声で進化するプロダクト
現場の声をご紹介
実際にPubcareを活用されている、医療機関様の声です。



医療法人が母体であるため安心して依頼をしました



いつも迅速に対応くださり有難いです



ついていてくださるという安心感があります
Pubcareが目指す未来
Pubcareは、「患者情報のWikipedia」を多職種で育てていく世界を目指しています。
- 情報は一人のものではなく、みんなのケアに活かすもの
- 在宅でも病院でも、どこでも同じ情報で支えることができる
- 人生の最期まで“つながり”が絶えない医療の実現
Pubcareは、医療現場のリアルな課題から生まれたプロダクトです。
そして、在宅医療・介護にかかわるすべての人にとって「頼れるインフラ」であり続けることを目指しています。